絵本の情報

タイトル | おいしいおと |
作 絵 | 三宮麻由子 ふくしまあきえ |
出版社 | 福音館書店 |
定価 | 900円(税抜き) |
読み聞かせの目安時間 | 約2分15秒 |
レビュー
・おいしい音がたくさん登場!
・おいしい絵やおいしい音で、食欲が高まる!
・嚙んだ時の音に興味がわき、咀嚼に意識をもてる!
食への興味を高めるのにぴったりの1冊です。
食卓に並ぶおいしそうなごはん。春巻きやほうれん草のお浸し、お味噌汁、ウィンナ、、、いろんなおいしい音が出てきます。
例えば、
ピララルッ リョリュ リョリュ リョリュ リョリュ
福音館書店「おいしいおと」
これは、何を食べる音だと思いますか?
正解は、
お味噌汁のわかめです。
リアルに表現されたおいしい音に、次はどんな音がするのかどんどん惹きこまれていきます。読み聞かせながら、おいしい音を予想しあったり、おいしい音のところを一緒に読んだりするのも楽しいです😊
噛んだ時の音に興味をもつことで、咀嚼に意識が高まることにつながります。
また、ふくしまあきえさんが描くおいしそうな食べ物の絵も魅力の一つです。具がぎっしりと詰まった春巻き、ふっくらと炊き上がったごはん、味がよく染みこんだかぼちゃ、、、どれもおいしそうに描かれており、食欲が高まります。
😋幼児食インストラクターsumiの食育ポイント😋
この本は3~5才の子向けです。この時期の子どもの食事は「幼児食後期」と呼ばれ、「大人とほぼ同じもの」が食べられるようになる時期です。
幼児食後期の献立作りに意識をしたいことは
1 いろいろな食感がまざったもの
2 かみごたえのあるもの
3 かめばかむほど味わい深いもの
3才ごろになると乳歯が生えそろい、口に入ってくるものの固さや大きさに合わせて、よくかめるようになります。唾液と混ぜ合わせて食べ物のうま味を味わえるようにもなるのです!
しかし、大人に比べると歯の数が少なく、歯のサイズも小さいため、噛む力も弱いです。そのため、咀嚼力を高めていくために、よく噛んで食べることを促すことがとても大事な時期です。
食事の時に声を掛けてあげたり、大人がよく噛む姿を見せたり、よく噛めた時には一緒に喜んだり、、、様々な働きかけをしてみましょう😊
また、今回紹介した絵本を読み聞かせて、一緒にもぐもぐ口を動かすのもおすすめです♪
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、絵本好きの筆者がこれまでに、実際に息子に読み聞かせてきた絵本を紹介しています。
「絵本を読んであげたい!」という思いをおもちの方に、少しでも参考になればとの思いでブログを書いております。
子どもも読み聞かせをする側も一緒に笑顔になれる、そんな絵本の情報を発信していきます♪