絵本の情報

タイトル | おいしいおとなあに? |
作 | さいとうしのぶ |
出版社 | あかね書房 |
定価 | 1,200円(税抜き) |
読み聞かせの目安時間 | 約1分30秒 |
レビュー
・食べ物のおいしい音がいっぱい出てくる!
・「食べることはおいしくて、ワクワクして、幸せなこと」を伝えてくれる!
・さいとうしのぶさんが描く、おいしそうなイラストで食欲UP!
ストーリーとなっているわけではなく、パン屋さんであんパンを食べるカバ、うどん屋さんでうどんをすするブタの親子、レストランでハンバーグを食べるライオンなど、さまざまなお食事の場面が描かれています。
「ぱくっ もぐ もぐ」「つる つる つるるるるる~~~~」「じゅーじゅーじゅー」など、食べる音や食べ物のおいしい音がたくさん出てきます。
早く食べたくて🤤よだれがタラーっと垂れてしまうライオンやキツネの子、ネコの赤ちゃん。目を閉じて味わうカバやゾウ、キリン。
動物たちの表情を見ていると、「食べることはおいしくて、ワクワクして、幸せ」なことだなと感じさせてくれます。
この本には文ではなく擬音語しか出てこないので、読む度に様々な楽しみ方ができるのも魅力の一つです。
🍉擬音語を親子で一緒に読む
🍉絵だけ見せて「どんな音がするかな?」と考えてみる
🍉「〇〇ちゃんはどれが食べたい?」「ママはこれがいいな」など、親子の会話に
🍉絵をじっくりと見て楽しむ
作者のさいとうしのぶさんは、「よーいよーいよい」や「あっちゃんあがつくたべものあいうえお」「おみせやさんでくださいな」など、たくさんの絵本を描かれています。魅力がいっぱいの絵本作家さんですが、何といっても細部まで書き込まれた絵が本当にすごいです!パッと見ただけでは気づかずに見過ごしてしまいますが、よく見ると本当に細かいところまで書き込まれていて、何度見ても新たな発見があり飽きません😊食べ物もとてもおいしそうに描かれているので、さいとうしのぶさんの絵本を読むとお腹がすきます(笑)食への関心を高めてくれそうですね♪

息子との思い出
私自身、さいとうしのぶさんの絵本が大好きで、息子が生まれる前から絵本を集めていました。登場人物の表情がとても生き生きとしていて、見ているだけでとても癒されます。
息子に読み聞かせた初めてのさいとうしのぶさんの絵本が、今回紹介した「おいしいおとなあに?」でした。離乳食が2回食になった頃、食べることの楽しさを伝えたいと思い、この本を読んでいました。動物好きの息子は、たくさんの動物が出てきて大喜び。「あ!あ!」と興奮気味で指差しをしていました😊
暑そうなスープを「ふぅー ふぅー」しているネコのお母さんと、「早くちょうだい!」と言いたげな表情のネコの赤ちゃんの姿は、私と息子の食事風景と重なりクスっと笑えちゃいます。
最近は出番が減っていましたが、近頃「食<遊び」になりがちな息子に、こちらの本を久しぶりに読みたいと思います!

最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、絵本好きの筆者がこれまでに、実際に息子に読み聞かせてきた絵本を紹介しています。
「絵本を読んであげたい!」という思いをおもちの方に、少しでも参考になればとの思いでブログを書いております。
子どもも読み聞かせをする側も一緒に笑顔になれる、そんな絵本の情報を発信していきます♪