おすすめ2才~

「わにわにとあかわに」小風さち・山口マオ

絵本の情報

タイトルわにわにとあかわに

小風さち
山口マオ
出版社福音館書店
定価900円(税抜き)
読み聞かせの目安時間約2分
2022/07/17 現在

おすすめポイント

木版画で描かれた力強いわにの絵!

一見強面なわにわにの、茶目っ気あふれる行動がギャップでおもしろい!

小風さちさんと山口マオさんが手がける「わにわに」シリーズ第5弾です。わにわにシリーズの魅力の一つである、山口マオさんの木版画からは、わにの力強さや生命力が伝わってきます。

一見こわそうなわにわにですが、出会ったあかわににプリンを食べさせてみたり、お風呂に入れてあげたり、茶目っ気あふれる行動にくすっと笑えてしまいます。

また、擬音語も魅力的です。「じゃばじゃばじゃば じゃばじゃばじゃば」「ぐにっぐにっぐなっぐなっ」「カシャカシャ」など、擬音語がたくさん出てきます。

絵本の最後のページでは、わにわにがけん玉をする様子が描かれているのですが、「コンコンチャ コンコンチャ」と表現されていて、親子で一番のお気に入りの擬音語です。

「わにわに」シリーズは、「わにわにのおふろ」「わにわにのごちそう」「わにわにのおでかけ」「わにわにのおおけが」があります。わにわにの日常がのびやかに描かれた楽しいお話ばかりで、おすすめのシリーズです♪

息子との思い出

「わにわに」との最初の出会いは、図書館でたまたま手に取った「わにわにとおふろ」でした。

表紙自体は何度か見かけたことはありましたが、中を見たのはその時が初めてで、一読した私は衝撃を受けました。

「こんなに見た目は野性的でこわいのに、こんなにもお茶目でかわいいわにだったとは、、、!」

と、わにわにに一目ぼれに近い感情を抱きました(笑)

息子はまだ1才過ぎで、その当時読み聞かせていた絵本と比べると少し文が多めのお話でしたが、初めて見る木版画やわにわにに圧倒されてか、ジッと聞いてくれました。

そこから「わにわに」シリーズを集めるようになり、「わにわにとあかわに」とも出会うことができたのです。

また、この本のおかげで、私の読み聞かせ人生で一番うれしい出来事が起こりました。言葉がまだあまり話せなかった当時の息子は、読み聞かせの時といえば静かに聞くか、「あ!あ!」と指差すか、「ふふふふ」と笑うかという感じでした。

しかし、ある日この本を読み聞かせて最後のページまできたとき、突然息子が「こん、こん、ちゃー!」と言ったのです。もう、突然すぎて驚きで、一瞬時が止まりました。私が読んだのを覚えていたのだと感動し、読み聞かせを続けてきた良かったと本当に感じました。

その日から、「わにわにとあかわに」の最後のページは息子の担当です😊

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

このブログでは、絵本好きの筆者がこれまでに、実際に息子に読み聞かせてきた絵本を紹介しています。

「絵本を読んであげたい!」という思いをおもちの方に、少しでも参考になればとの思いでブログを書いております。

子どもも読み聞かせをする側も一緒に笑顔になれる、そんな絵本の情報を発信していきます♪