絵本の情報

タイトル | セミくんいよいよ こんやです |
作 | 工藤ノリコ |
出版社 | 教育画劇 |
定価 | 1,000円(税抜き) |
読み聞かせの目安時間 | 約2分15秒 |
レビュー
・虫が苦手な大人や子どもでも安心な、かわいらしい絵!
・地中から出て脱皮していくセミの成長過程が学べる!
・セミ以外にもいろいろな虫が登場!虫好きな子にもおすすめ!
セミやカブトムシ、ミツバチなど虫たちの世界がお話の舞台となっています。
眠りから覚めたセミが地上に出てくる知らせを受けた虫たちが、パーティーを開いてセミくんを祝うというお話です。工藤ノリコさんが描く虫たちがとてもかわいらしくて、虫が苦手で「虫系の本はちょっと...」という方でも安心です😊
もちろん、たくさんの虫たちが登場しますので、虫が好きな子も楽しんでもらえると思います!
長い間お世話になったお家に
「さようなら おうち、ありがとう」
とお礼を言って地上に上っていき、木に上って葉っぱを見つけ、羽化をしていくところも描かれています。月の位置で時間の経過も表されているので、「何時間もかけて羽化をしているんだね」と声をかけてみるのも良いですよ♪
また、羽化したばかりのセミくんと、次の場面で飛んでいるセミくんの羽やお尻の部分の色の違いにも触れてあげると、セミの羽化に興味をもつきっかけになるかもしれません。セミについて興味をもったら、図鑑や科学読み物をすすめてあげると、学びが広がりますね。

息子との思い出
この夏、セミは「ミーンミーン」と鳴くということを認識した息子。ある日お出かけのため家を出ると、「ミーンミーン」とセミの鳴き声が。音の聞こえる方を指さして「ミンミンいるね!」と言った表情が本当に嬉しそうで、出先の本屋さんでこちらの絵本を購入しました。
実は、これまで虫がメインに描かれた本は積極的に読んできませんでした。
私(sumi)は、虫が本当に苦手で、アリすら触るのがこわいレベルで、見るのもゾワゾワ鳥肌が立つタイプの虫も結構います。とはいえ、イラストの虫はギリギリ見られるのですが、やはり虫がメインで描かれた絵本は気持ちがのらず、無意識のうちに避けていました。
でも、セミの鳴き声に目を輝かせる息子を見て、「親の好みで、子どもの視野を狭めてしまっているのでは、、、」と、ハッとしました。
「セミくんいよいよこんやです」のように虫嫌いな私でも平気で読める絵本を見つけ、絵本選びも気が付かないうちに視野が狭くなっていたなと気づくことができました!
セミに興味をもち始めた息子は、羽化していくセミの様子に興味津々でした♪
これからは、虫絵本の世界も楽しんでいきたいです♪
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、絵本好きの筆者がこれまでに、実際に息子に読み聞かせてきた絵本を紹介しています。
「絵本を読んであげたい!」という思いをおもちの方に、少しでも参考になればとの思いでブログを書いております。
子どもも読み聞かせをする側も一緒に笑顔になれる、そんな絵本の情報を発信していきます♪