絵本の情報

タイトル | はしごしゃののびるくん |
作 絵 | 正高もとこ 鎌田歩 |
出版社 | 岩崎書店 |
定価 | 1,300円(税抜き) |
読み聞かせの目安時間 | 約7分 |
レビュー
・はしご車が主役のお話!
・みんなで助け合う大切さを学ばせてくれる!
・それぞれに良さがあることを感じさせてくれる!
「のびるくん」というはしご車が主役のお話です。「きゅうきゅうしゃのぴーとくん」の続編で、楽しい乗り物絵本となっています。
こちら絵を描いているのが、鎌田歩さん、数多くの乗り物絵本を描かれています。(絵本ナビ)乗り物好きの息子、これまでにお世話になった絵本がたくさんあります。細部まで描かれた乗り物の絵は、子どもだけでなく大人も魅了されますね🚙🚄🚑🚒
海辺の町の消防署にいるはしご車の のびるくん。
ある日の消防訓練で、ぐぐーんぐぐーんとはしごを伸ばして人を救い出すと、大きな拍手が起こり、「はしご車大好き」「かっこいい」と、たくさん褒められ自信をもったのびるくん。
次の日、火事の通報があると一番に出動します。でも、住宅街の道はのびるくんには狭く、現場に近寄れませんでした。
次の日も、その次の日も、待っても待ってものびるくんの出番はありません。すっかり元気がなくなり、はしごを伸ばす力も出なくなってしまいます。
大雨が降った日、川の増水で中洲に人が取り残されているという通報が。消防車やポンプ車たちに「のびるくん、いまこそきみのでばんだ」と言われ、とうとうのびるくんは飛び出しました。
無事救助することができ、のびるくんは自信を取り戻します。
最初は自信に満ち溢れ、周りには自慢をして威張り、通報があると勝手に現場へ急行するのびるくん。でも、失敗することから、仲間と協力をすることの大切さに気付きます。そしてさらに、はしご車や救急車、消防車、ポンプ車、指令車、、、それぞれの良さがあり、その良さを活かして消火活動にあたることの大切さに気付きます。のびるくんの気づきを通して、協力や個性について感じるきっかけになりそうです😊
sumiと 息子 と「はしごしゃののびるくん」
「のびるくん」は息子がまだ1才半の頃でした。はたらく車がすでに大好きだった息子に、パパが選んで買ってきてくれたのです。
表紙を見せると喜ぶ様子の息子。しかし、お話を読みすすめていくと、最後まで読み終わる前に飽きておもちゃで遊び始めてしまいます。このお話全部で7分くらいかかる、長めのお話だったのです。まだ1才半の息子には、そこまで長いお話は集中がもちませんでした。
そして月日は経ち、息子が2才半を過ぎ、ママもパパもすっかりのびるくんを忘れた頃、息子が突然絵本棚から「これよんで」と「のびるくん」を持ってきたのです! 読んであげると、最後まで集中して聞くことができたのです👏 のびるくんのことが大好きになったようで、最近のお気に入り絵本となっています。
親としては、この1年でかなり集中力が高まったことを知り、その成長に感動です🍀


最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、絵本好きの筆者がこれまでに、実際に息子に読み聞かせてきた絵本を紹介しています。
「絵本を読んであげたい!」という思いをおもちの方に、少しでも参考になればとの思いでブログを書いております。
子どもも読み聞かせをする側も一緒に笑顔になれる、そんな絵本の情報を発信していきます♪